石垣島スポーツコミッション設立シンポジウムの基調講演に登壇しました

2023年3月18日（土）、沖縄県石垣市は、民間と連携してスポーツ合宿やスポーツイベント事業、スポーツツーリズムなどの取り組みを推進していくため、地方公共団体、スポーツ団体、民間企業等が一体となった「石垣島スポーツコミッション」を設立。スポーツによる市民の健康増進だけでなく、国内外から人を呼び込み地域経済の振興、地域活性化を目指していくと発表しました。

また、沖縄県石垣市健康福祉センターで開催された「石垣島スポーツコミッション設立記念シンポジウム」内にて「eスポーツの教育的価値と地方創生の可能性」と題した基調講演をNASEF JAPAN エヴァンジェリスト 大浦 豊弘が行ないました。

講演では、世界でムーブメントが起こっているeスポーツが日本でも盛り上がり始めている現状をお伝えするとともに、少子化によって部員が不足し、競技が成り立たず廃部となる運動部が増えているなかでも部員が50人を超えるeスポーツ部も出始めている実例を紹介しました。

既存のスポーツとeスポーツを分けるのではなく、eスポーツもスポーツ競技の一つとして捉えることで相乗効果を狙う取り組みを提言。さらに、eスポーツならではの特徴として「デジタル人材育成」「グローバル人材育成」につながる可能性があることを、全国各地の学校現場や自治体の事例を交えて紹介しました。

さらに、取り組み事例として石垣市、地元民間企業/eスポーツ団体、NASEF JAPANによる官民連携の「eスポーツによる地方創生 石垣プロジェクト」を紹介。本プロジェクトでは石垣市内にある「大濱信泉記念館」内に“eスポーツ交流スペース”を開設し、学校の垣根を越えた“地域のクラブ活動拠点”としていくことを目指しています。“eスポーツ合同練習会”を通して地域の学生同士の交流を促進し、eスポーツだけでなく地元企業や団体などの協力を得て開催する“プログラミング教室”・“映像編集/配信教室”や、海外の高校生との交流を図ることで活きた英語を学び、海外の文化に触れる機会を作ることで「デジタル人材育成」「グローバル人材育成」の学びの場となることを目指します。最終的には高校生にもeスポーツイベントの企画運営を経験していただくことで、地域の人々を巻き込み街の活性化に繋げていく計画であることを紹介しました。

NASEF JAPANはこれからもeスポーツを通した「デジタル人材育成」「グローバル人材育成」と、「地方創生」活動支援を行って参ります。

基調講演の模様

2023年2月9日発表した官民連携「eスポーツによる地方創生 石垣市プロジェクト」概要

※「スポーツコミッション沖縄」ホームページより引用掲載