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筑波大学スマートウエルネスシティ政策開発研究センターと eスポーツを高校の教育に活かしデジタル人材育成を支援するNASEF JAPANによる eスポーツの第2回共同調査研究が開始

筑波大学スマートウエルネスシティ政策開発研究センターとSTEAM教育の推進やデジタル人材育成を支援する教育団体、特定非営利活動法人 北米教育eスポーツ連盟 日本本部(略称:NASEF JAPAN/ナセフ ジャパン、理事長:松原昭博)は、” 高校eスポーツ部活動の教育的意義に関する調査”をテーマに共同調査研究について締結しましたことを2023年3月24日発表します。

現在多くの学校や学生の間でeスポーツの活動が活発に行われています。それを受け、その活動による教育的意義や影響への関心が高まっています。本プロジェクトは共同調査研究を通じて、国内の教育現場におけるeスポーツ部の活動が高校生にとってどのような教育的意義をもたらしているかを明らかにし、学習や教育を促進する効果的ツールとしてのeスポーツの価値や役割を構築してまいります。

 

■実施背景

eスポーツ人気の高まりとともに、部活動や同好会としてeスポーツを導入する高等学校が増加する一方で、現場の教員や教育関係者からeスポーツを教材として導入する問題点、課題など、様々なご意見をいただいています。

実質的な調査・研究を実施することで、eスポーツにおける教育的意義や価値を見出し、新たな課題を発見し解決を図ることで、次世代を担う若者たちの更なる育成の寄与を目的とします。

 

■実施内容

調査テーマ:高校eスポーツ部活動の教育的意義に関する調査

目的:高校におけるeスポーツ部活動に参加する生徒の生活を把握し、eスポーツ部の活動が高校生にとってどのような教育的意義をもたらしているのかを明らかにする。

対象者: NASEF JAPAN加盟校4校 eスポーツ部員

調査方法:グループインタビューによる質的分析

期間:2024年3月まで

共同研究者:高橋 義雄 体育系・スマートウエルネスシティ政策開発研究センター准教授

清野 隼  体育系・スマートウエルネスシティ政策開発研究センター助教

 


 

高橋 義雄(筑波大学 体育系 准教授)

1968年、東京都生まれ。東京大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。在学中に日本サッカー協会契約職員としてワールドカップ招致活動に従事。名古屋大学助手・講師を経て、2008年から筑波大学准教授、同大学のスマートウエルネスシティ政策開発研究センター副センター長。英国エジンバラ大学教育学部で客員研究員を経験。現在、スポーツ庁スポーツキャリアサポートコンソーシアム会長、スポーツ未来開拓会議委員。日本スポーツ協会総合企画委員会委員、日本卓球協会評議員、日本女子ソフトボールリーグ機構監事、日本スポーツツーリズム推進機構常任理事を務める。東海ラジオGRooVE929の毎週金曜日「Expert Express」に出演中。

清野 隼(筑波大学 体育系 助教)

1985年、山形県生まれ。仙台大学体育学部運動栄養学科卒業。筑波大学スポーツ健康システム・マネジメント専攻修了。筑波大学コーチング学専攻論文博士(コーチング学)。2008年森永製菓株式会社inトレーニングラボにスポーツ栄養士職として入職、2018年筑波大学体育系特任助教を経て、2021年より現職。現在、日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟医・科学部長、インテグリティオフィサー、日本スポーツ栄養学会理事、日本氷上スポーツ学会理事などを務める。


■筑波大学スマートウエルネスシティ政策開発研究センターについて

本センターは、都市環境のあり方に関するエビデンスに加え、超高齢化の社会課題解決やスマートウエルネスシティ(SWC)構築に関する学際研究領域においてトップクラスのリソースを持っています。それらのリソースを活用し、我が国が世界で類をみないSWCを構築することを目指して、1)SWC創生に関する課題解決型研究を推進し、その成果を基盤としてSWC創生を加速化させる政策案を作成し、それを政府や自治体に提言すること、2)提言政策内容を実現できる自治体や民間における高度職業人の養成機能を確立すること、を目的として設置されました。この度の共同調査研究は、eスポーツと日本の高校部活動が抱える社会課題解決に繋がる知見を得るために推進して参ります。

詳細はこちらをご覧ください。

https://swc.taiiku.tsukuba.ac.jp/

 

 

■北米教育eスポーツ連盟 日本本部について

NASEFとは、北米教育eスポーツ連盟(North America Scholastic Esports Federation)の略で、主に高校生や中学生に対して、ただeスポーツをさせるだけでなく、学習や教育を促進するための効果的ツールとして活用し、次世代を担う生徒たちの知能向上、さらには社会性・情動性を育むソーシャル・エモーショナル・ラーニング(社会的感情学習)などをはじめとする教育を支援する団体です。NASEF JAPAN(日本本部)では、日本の高校生の成長に寄与し、社会で活躍する人材育成の支援に取り組みます。

詳細はこちらをご覧ください。

HP:https://nasef.jp/